いなばのゆるぽた旅

自転車旅を振り返ります

【備忘録】まだブログにしていない旅一覧 2/3(社会人1年目編)

 前回は修士2年の9月~3月までの、まだ記事にしていない旅を一覧にした。今回は社会人になってから1年目の間に行った旅をまとめておく。

 

・佐渡→新潟→敦賀(2022/4/30-5/6)

 働き始めて1ヶ月、まだ初任給も出ていないときに1週間もチャリ乗って旅していたらしい。佐渡で雨が降ってしまい半分しか回れなかったのでまた行きたい。

佐渡は大野亀

雪残る北アルプス

最終日のしおかぜライン、体はボロボロ景色は最高

 

・九千部山(2022/6/10)

 現場研修で4か月だけ福岡に住んでいた時の最初のラン。近所の山。

道中あった神社の御神木

 

・阿蘇(2022/7/23)

 家が福岡の南寄りで自走で阿蘇に行ける最高の立地だったので行かざるを得なかった。

道中にあった三連水車、最高

阿蘇は草原も良い、草原が良い

 

・お盆九州半周旅(2022/8/10-15)

 クソ暑い九州の8月に6日間ずっとチャリ乗ってたの、今思うと体力お化けすぎる。現場で鍛えられていただけある。なお、旅から帰った翌日にコロナに感染しお盆休み延長戦が始まった。

天草は島が多く景色が楽しい

野生の馬がいる都井岬

最終日、絶景の由布岳

 

・糸島(2022/9/10)

 コロナから明けて復帰ラン。有名観光地なだけあって景色はとても良かった。短かったので多分単独の記事にはしない。

鏡山展望台から虹の松原を望む

 

・佐多岬(2022/9/23.24)

 お盆は断念した九州最南端へ。1泊で最南端行けるの良すぎたな。翌日はフェリーで薩摩半島に渡って指宿へ。

 この旅がCANYON最後の旅となった。

最南端の証

佐多岬から対岸の開聞岳を望む

 

・九州ラスト旅(2022/10/14-17)

 急遽購入したWilierのデビューランであり、転勤前最後の九州旅。糸島から海沿いに走り長崎を目指した。九州また行きたい。

伊万里の街並み

念願の生月サンセットウェイ

オランダ坂は曇りが似合う

 

・駿河湾 with 後輩2人(2022/10/29)

 九州から帰ってきて久々に後輩と。

好天の駿河湾

 

・国道121号 会津若松→日光(2022/11/03)

 ほぼ毎年恒例となっている紅葉の国道121号を行く。

珍しい国道3連標識

この雄大さが121号

 

・沖縄&石垣島(2023/03/18-21)

 年度末に余ってた有休を使って沖縄と石垣島へ。少し曇ったり雨が降ったりしたのでリベンジしたい。あと宮古島も行ってみたい。

ずっと行きたかったニライカナイ橋

美しい石垣の砂浜

 

 本当は2年目以降の旅も合わせて1つの記事にするつもりだったが、九州に行っていたことと新しい自転車を手に入れたことではしゃいでいたらしい。思っていたより多く走っていたため2年目以降の旅は次の記事とする。

 2022年となり、コロナ禍による外出自粛も落ち着いてきて旅行にも行きやすい雰囲気が出てきたこともあって、時間があったはずの修士2年の頃よりも働き始めてからのほうが走っている。働いて金があって自転車に好きなだけ乗れる最高の社会人1年目であった。

【備忘録】まだブログにしていない旅一覧 1/3(学生時代編)

 2021年6月の旅以降、4年以上ブログに残すのを怠っていたが、また更新していくことにした。 今後記事にしていく予定の旅一覧を、その旅を象徴する1,2枚と共に、日付順に以下に記す。数が多いため、今回は学生時代(2021/9~2022/3)のもののみ。社会人編はまた後日まとめる。

 昔のものから書いていくのが一番きれいだとは思うが、そうすると些か義務的な側面を帯び習慣化しない気がするので、とりあえず直近のものや、印象深いものを先に書いていくと思う。

 

・男鹿半島、鶴岡(2021/9/5-6)

 秋田スタートで男鹿半島を一周した後に、初夏/秋の定番鶴岡まで走った旅。男鹿半島の天気があまり良くなかったのでリベンジしたい。

男鹿半島の先端、入道崎灯台

庄内平野の田園

 

・富士周遊(2021/9/20)

 大月スタートでフジファブリックの前ボーカル、志村正彦の出身地富士吉田を通り西回りで沼津まで。

本栖湖のほとりから

 

・一ノ倉沢(2021/10/29)

 輪行でよく利用する高崎からさらに1時間先の水上駅スタート/ゴールで、登山で有名な一ノ倉沢周辺サイクリング。

 一ノ倉沢もさることながら、周辺のダム湖がとても良かった。

自転車で一ノ倉沢ふもとまで

周辺のダム湖は秋が色づいていた

 

・大井川(2021/11/11)

 何度行ったか分からない定番。以前までの金山駅スタート&ゴールからルートを変え、山を越えて静岡駅ゴールにした初回のライド。日が暮れた後にフロントライトが消え、スマホのライトと前を走るトラックを頼りにダウンヒルし、なんとか静岡に到着。

定番の奥大井湖上駅

絶望の星空

・犬吠埼(2022/2/17)

 実家から自走し、最短距離より少し寄り道して海沿いを多めにしたコース。

しばらくデスクトップ画像だった最高の写真

 

・三宅島(2022/3/10-11)

 伊豆大島、八丈島に次いで3か所目の伊豆諸島。島のサイズ感がとてもよかった。

ずっと海沿いの道で最高

 

・阿蘇・高千穂(2022/3/15-16)

 学生最後の旅であり、初の阿蘇・高千穂。新幹線で熊本まで行き、阿蘇、高千穂を通って四国に渡り、松山から飛行機輪行で帰るエクストリーム行程。ここで飛行機輪行の快適さを知り、社会人になりヘビーユーザーとなる。

阿蘇の雄大さよ永遠なれ

時間がなかったので高千穂はちょっとしか見られなかった

 

【最高の定番】初夏の国道121号

 もう何度行ったかもわからない国道121号。

 日光と会津若松を繋ぐ120kmの道。鬼怒川沿いを走り、いくつかのダムを超え、峠を越えて福島に入り、夕暮れの田んぼを走り、東山温泉で体を癒す。都心からアクセスしやすく日帰りできるルートの中で、大井川に並んで私のお気に入りのルートだ。

 もう何度も走ったせいで、特に言うこともないので写真だけ載せておく。

 

川治ダム近くのトンネル 初夏の緑

川治ダム 広角レンズ映え

川沿いの国道121号

スタンドバイミーな会津鬼怒川線

塔のへつり

途中にあったいい感じの店?

 

【巨大構造物】2021/6/18 雷電廿六木橋


27歳、社会人3年目の秋。

ぎっくり腰になってしまい、せっかくの秋なのに自転車に乗れなくなってしまった。

 

ので、暇つぶし及びサイクリング欲解消のために久々にブログを更新することにした。

 

3年ぶりの記事更新は、修士2年生の梅雨に行った秩父は雷電廿六木橋から。

 

・梅雨の晴れ間を逃すな

 まだコロナ禍明けぬ2021年6月。オンラインでの研究室打ち合わせも1年経って慣れ始めてきた。午前中に自宅から打ち合わせをこなし、ふと外を見てみるとこの季節にしては珍しく空が明るい。天気予報を調べてみると今日はこのまま雨は降らず、久々に晴れる予報となっていた。

 

 平日、昼、しかも晴れ、これを逃す手はない。サドルバッグに急いで荷物を詰め、自転車に跨り家を出た。向かうは秩父、埼玉に住む後輩が常々お勧めしていた雷電廿六木橋へ。

 

 西部新宿線で1時間ほどの輪行を終え秩父駅に到着。輪行を解除し、いざスタート。

 

 ルートはとても単純で秩父駅から国道140号沿いに25kmくらい走るだけだ。平日の午後から走るのにちょうどいいくらいの距離だ。

 

 走り始めて少し進むと、途中に浦山ダムなるものがあったため少し寄り道。ダムはいいぞ。

国道140号からすぐアクセスできる浦山ダム

 

  さらに進んでいくと山が深くなり始めた。目的地が近づいてきた感じがする。

目的地は近い

 

 程よいのぼりを越え、ついに目的地が見えてきた。

ダムと橋 巨大構造物万歳

 

 雷電廿六木橋はダムによってできた高低差を乗り越える橋である。巨大な壁の手前で、強靭な橋脚に支えられた道が輪を描き天に昇っていく。

巨大構造物は広角レンズが映える

美しい曲線を描き昇っていく国道140号

壁を手前に引き返す道

 

 ダムの高さまで登るだけあってなかなか標高差がある。登り切ったあたりにある展望台からの眺めは壮観であった。

この道を進むと甲府にたどり着くが、自転車は通れない

巨大構造物の競演、良すぎる

美しきかなループ橋

 展望台からの景色を存分に堪能し、来た道を戻って帰路につく。

天で交差する橋

 

 秩父に戻ると、いつものように駅に併設された温泉で、そこまで疲れていない体を癒す。秩父駅はこれができるからとても良い。

 

 短い距離ながら、程よい登りと圧倒的な景色が見られる国道140号はぜひまた走りたいと思う。

【修行】2021/6/21 郡山―新潟ラン

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今回のルート

 

 2021年6月20日の夜、翌日の天気予報を確認する。久々の晴れだ。ちょうど研究室でやらなくてはいけないことも無い。これは走るしかない。

 

 大学4年間のうちに、長野県などで走りたいと思っていた場所は概ね制覇してしまっていたので、なにか新しいルートを考える必要がある。修士1年の秋に走った只見線は自分の走力限界ギリギリを攻めつつ、見どころもたくさんありとても充実していた。あのようなランをまたやりたい。そう考えたとき、自分の選択肢が意外と狭いことに気付いた。自分でルートを作って一人でランをする時は当然自分勝手にルートを組むが、以下の3つの制約の下組まざるを得ないのが現状だ。

 

  • ① スタート及びゴール地点がある程度アクセスの良い鉄道駅である。

 さらに詳しく書くと、スタート地点については(1)新幹線駅である。(2)赤羽もしくは国立駅から乗り換えが1回程度でアクセスできる。(3)東京、赤羽、国立いずれかの駅の始発列車に乗って、ある程度早い時間につくことが出来る。これら3つの条件のいずれかを満たす駅で無いと、アクセスに時間が掛かりすぎて満足に自転車に乗る時間を確保できない。まあ、西は松本駅、北は二本松駅(福島のやや南辺り)をスタート地点にしたこともあるので、あまり厳しい制約とは言えない。

 ゴール地点については、新幹線駅であればすぐに東京に戻ってこられると考えているが、こちらも鶴岡や会津若松などの、4時間以上かかるルートで帰ってくることもあるのであまり厳しいとは言えない。

 しかし、青森や岐阜などは、あまり鉄道が通っていないことや、そもそも東京から遠いことから、走ってみたい場所もいまだ走れないのが現状である。

 

  • ② スタートとゴールの距離が200km以下である。

 これは単純に自身の走力の問題である。200kmと大雑把に書いたが、獲得標高についても同時に考慮する必要がある。180km獲得1,000mや150km獲得1,500mであればギリギリ行けそうな気がするが、それ以上増えたら厳しい気がする。当然気温などの制約も受けるためあいまいな基準ではあるが、何となくの感覚でいけるか否かを判断した上でルートを組む必要がある。

 

  • ③ゴールに温泉がある。

 誰が何と言おうと、これは天地がひっくり返っても譲れない絶対条件である。

 

 1つ目と3つ目は自分ではどうしようもない条件だが、2つ目については自身の走力、限界を正確に把握する、そして走力、限界の上限を上げることで改善の余地があり、より自由度の高いルートを組むことが可能になる。

 

 そこで考えた。少し無茶に思えるようなルートを組んで自分に走らせることで能力の上限を上げよう。要するに修行をしようではないかと。梅雨が続いてなんとなく走り足りない思いもあったせいか、このような考えに至り、そして実行したのが今回のランである。今までの景色や見たいところ優先のルート設計ではなく、とりあえず距離の遠いところを繋いで走ってみる脳筋ランだ。今までの稲葉の旅のコンセプトとは乖離してしまうが、これを機に地図には載っていない新たな景色が見つけられるかもしれないし自分のランの幅も広がるのでやってみることにした。

 

 ルートの候補としては以下の3つがすぐに挙がった。いずれも今までスタートもしくはゴールとして利用したことのある駅を結んだルートである。

 

 途中で奥只見湖や樹海ラインなどの絶景ポイントっぽい場所があり、従来の稲葉ランの楽しさを含みつつ、圧倒的獲得標高で自身を苛め抜くセルフ飴と鞭ルート。只見周辺が素晴らしいことは既に以前の只見ランが証明しているのでぶっちゃけめちゃくちゃ走りたい。

  • ② 高崎→新潟ルート(230km獲得1,900m)

 ①よりは距離が伸びているが、獲得標高が大幅に減っているため割と現実的なルート。高崎も新潟も輪行駅として何度も利用した経験があるためそこも安心ポイント。序盤に悪名高い三国峠があるが、そこを乗り越えてしまえばあとは割と下り基調なので序盤さえ耐えれば行けそう。途中には素晴らしい田園が広がる南魚沼があるためそこも楽しみ。しかも、すぐそばを鉄道が走っているため万が一のトラブルの際には途中リタイアもできるので安心。

  • ③ 郡山→新潟ルート(180km獲得1,000m)

 上2つと比較したら距離獲得標高いずれも優しいが、十分に距離を走れるルート。道中にめぼしい景色などがなさそうなのでモチベーションを保てるかが少し不安。

 

 文章のノリから分かる通り、①が一番走りたいが、今まで経験したことが無いくらいえぐい。多分日帰りするのは無理だとは思われるが、軽く下調べをした時に見つけたブログで書かれていた、樹海ラインの描写が非常に魅力的でめちゃくちゃ走りたくなってしまった。梅雨の中の貴重な晴れ間に加えて絶景候補を見つけてしまった喜びで、ルートを考えるだけで楽しくなってしまった私は、さっそく翌日このルートを走ることを決意する。無事走り切れるとも思えないが、もう止まれない。行くしかない。

 

 

 そして翌朝4時、起きた時点ではまだ雨が降っていたが、予報では今回行こうとしている付近は雨が降らなそうなのでとりあえず出発することにした。しかし天気を調べている時に衝撃の事実が発覚した。なんと、走ろうと思っていた国道352号がまだ冬季閉鎖期間中で通行止めされているというではないか。なんということだ、もう6月も半ば過ぎたのにまだ通行止めなのか…。嗚呼…走りたかった…。

 

 352号を走れないのは惜しいが、せっかくの晴れの機会だ。どこか走らないともったいない、ということで③の郡山→新潟ルートを走ることにした。②でも良かったのだが、高崎を出発地とするならば赤羽まで走って輪行するのが経験上一番良いが、まだ雨が降っていて流石に厳しかった。始発には間に合わなかったが、最寄駅から輪行し、大宮で新幹線に乗り換えて郡山に向かう。今までなにも考えずに新幹線に乗る時は東京駅から乗っていたが、北に向かう際は大宮から乗る方がお得だということに今回初めて気が付いた。

 

 

 郡山で輪行を解除し、いよいよスタートだ。まずは郡山から少し登りながら東に向かい、会津若松を目指す。まだ少し雨は降っているが、天気予報アプリによるとこの後は止みそうなので構わず出発する。実はこのルート、大学3年の頃に走ったことがあったため、実に3年ぶりに走ることになる。特にいい景色があるわけではないが、3年前に休憩した場所で再び休憩したりすると懐かしい気持ちになる。悪くない。

 


 初めは降っていた雨もすっかりやみ、遠くに見える磐梯山には青空も見える。

 緩やかな登りを終えて猪苗代湖についた。強清水という湧き水で有名な場所で昼ごはんに蕎麦をいただき、湧き水をボトルに汲んで午後のランをスタートする。残り120kmあるが、登りはほぼ終わり気温もそこまで高くない。これならいけそうだ。

 

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猪苗代湖畔から見る磐梯山

 

 

 ここからが地獄だった。

 

 

会津若松を通過し下りが始まるかと思った矢先、強烈な向かい風が吹き始めた。めちゃくちゃ強い。会津若松を過ぎてすぐのところにある道の駅で天気アプリで確認すると、7m/sの風がこの先ずっと吹き続くことが判明した。なんてこった。普段ルートを組むとき、なにかと風向きを確認し忘れて風に苦しめられることはあったが、今までのとはレベルが違う。100km以上ずっと向かい風は経験したことが無い。暗雲が立ち込め始める。しかし、いつまでもここで留まっていてもどうしようもない。覚悟を決めて再度走り始めた。

 

この先60kmほどはほとんど覚えていない。ただただ辛かった。いつも通り漕ぐと20km/h程度しか出ない。しかもめちゃくちゃ疲れる。ただ走るしかない。いや、むしろいい訓練だと思ってとにかく走る。走る。走る。途中、只見線の表式が見えてめちゃくちゃ行きたくなるが気持ちをぐっと抑え、あまり代わり映えのしない景色の中を、向かい風の中を進んでいく。途中いくつかいい感じの場所があったので写真だけ貼っておく。

 

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将軍杉

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こういう隧道好き


 

 残り40kmほどになると風が収まってきた。おお、風が収まると何と走りやすいことか。しかし、向かい風で足は削られ、残り40kmが果てしなく感じる。しかもここにきて再び雨が降り始めた。なんてこった。予想以上に時間が掛かってしまったため、雨宿りなどしていられない。このまま走り続けるしかない。なにもない道を雨に降られながらひたすら走る。

 

 ボロボロになりながら残り20kmまできた。ここにきて雨も収まってきた。20kmなら1時間程度で行けるはずだ。この時点で日は沈みかけていたためのんびりしていられないため、最後の力を振り絞りがむしゃらに漕ぎ続ける。終わりが見えてきたことで体にも元気が戻り始めた。限界を超えてゴールに向かい続ける、これぞ修行。汗と雨でぐちゃぐちゃになりながらとにかく飛ばす。足が吊りそうになるが構わない。むしろ明日の筋肉痛を楽しみにしながらとにかく飛ばす。

 

 

 そしてついに新潟市街に入り、目星を付けていた温泉についた。多少高いが、レビューの評価も高く内装も素敵でとても楽しみにしていた。疲れ切った体が温泉を求めている。しかし、ここで最悪の事態が判明した。なんとコロナ対策で県外の客の受け入れを注視していたのだ。なんてこった、、、なんてこった、、、なんてこった、、、ここまでコロナを恨んだことがあっただろうか、、、

 

 急遽周辺の日帰り温泉を探し、新潟駅の近くに1箇所見つけた。しかしここから5kmも離れている。今まで180kmも走ってきたのだから5kmくらいなんだと思われるかもしれないが、満身創痍でやっとついた、もう走らなくてもよいと気を抜いた直後にもう5km走らなくてはいけないと判明するのは話が違う。辛すぎる。もはや漕ぐというより這うといった感じでなんとか前に進む。

 永遠にも思われる5kmをなんとか走り切り、念願の温泉に飛び込む。生き返る。自転車でえぐった後の温泉は何事にも代え難い幸せに包まれる。溶ける。脳が、体が溶ける。1時間近く蕩けてしまった。当初行こうとしていたところには及ばないが、ここも良い温泉であった。やはり制約③は絶対だ。

 

 温泉から上がって最後の3kmを走る。さっきの5kmとは違う。これは言わばウィニングランだ。よく頑張った俺。よく耐えた俺。火照った体を雨で冷えた夜の空気が通り抜けていく。これもロングライドの醍醐味だ。そしてようやく目的地であった新潟駅についた。

 

 

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新潟駅前にて

 

 この時点で9時を回っていた。もはや空腹を感じないほど腹が減っていた。食わねば。こんなにえぐったのも久々だし、せっかくの新潟だし、久しぶりに一人で晩酌を楽しむことにした。

 いい感じの店を見つけすぐさま入る。端的に言って最高の店だった。とにかくなめろうがあり得ないくらい美味かった。そして日本酒も良い。一人で晩酌をする時は大抵日本酒飲み比べを注文するが、流石新潟、6種類合計2合の飲み比べセットが1000円で楽しめてしまった。最高。

 

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隠し味にマグロの身が入ったなめろう

 

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地方に行くと毎回飲み比べしちゃうね

 

 1回の夕飯で5,000円も使ってしまったが後悔はない。金を使ってこその旅だ。

 

 宿泊し慣れたネットカフェでベロンベロンに酔いながら、新潟の夜は更けていった。

【千葉】ツギハギ東京湾制覇

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今回の目玉

 

【東京湾制覇へ】

 2月は寒い。

 

 山は登れない。

 

 なので平地を走ろう。

 

 さてどこを走ろう。

 

 そういや千葉全然走ったことねーな。

 

 よし行こう。

 

 ということで、千葉を走ってみることにした。当時は犬吠埼以外で千葉に行ったことが無かったので、東京湾沿いの道は手つかずであった。どうせほぼ平地だろうし、なんか大きい道も走ってるっぽいし余裕そうだったので、とりあえず走ってみることにした。

 

 三浦に走りに行くとき、いつも「東京湾フェリー」なるとても魅力的な交通手段が気になっていて、いつか利用したいと考えていた。なので、とりあえず千葉側のフェリー発着場である金谷まで走って、帰りはフェリーに乗ることにした。

 

 「道が走っている」ことと「フェリーで帰れる」以外のことは一切調べずに、とりあえず走ってみることにした。

 

 東京湾沿いについて、神奈川東京の道は走り尽くしていたので、千葉も走破すれば晴れて東京湾制覇となる。制覇、なんかいいよね。制覇したい。まあツギハギなんだけど。

 

【ひたすら平地】

 ということで2018年2月15日、朝7時に自宅をスタートした。とりあえず千葉駅までは犬吠埼に行くときに何度も走っているので、勝手知ったる道である。

 

 まず新宿を通過して皇居付近まで走る。朝の皇居いいよね。皇居を通過してからは国道14号を走ってただひたすらまっすぐ進む。特に何もない。つか交通量多いな。

 

【地獄】

 千葉駅付近を通過してからは、主に国道16号を、ときどき逸れて海沿いを走ろうと思っていたが、これがめちゃくちゃ渋い。工業地帯なので、とにかくトラックが多い。かつてないほどトラックまみれだ。道幅は広いけどトラックもでかい(当たり前)。通過するときめちゃうるさいし、風強いし、圧力がヤバイ。通過した後も排気ガスでくせえ。しかもこれが間断なく続く。地獄か?

 

 もうこの道は自転車では二度と走らないと誓った。

 

 工場地帯自体は好きなんだけどね。

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なんか入り組んだ建物、好き

【富津はいいぞ】

 ひたすら平地で面白みも無い道をただひたすら走り続けて、木更津まで来た。ひたすら平地だ。退屈だ。どこか面白そうなところがないか探してみると、少し行ったところに富津岬という、海に少し飛び出た岬を発見した。少し遠回りになるが行ってみることにした。

 

 人がいない。富津を走り始めてすぐに感じた。走っていても全然人がいない。ほんとに人が住んでるのか?船着き場周辺も人が全然おらず、猫の方が多いくらいだ。言い方は良くないが寂れている。人がいなさ過ぎて不気味なくらいだが、この退廃的な雰囲気は好き。

  

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世紀末郵便局

 

 道を逸れて少し走るとすぐに富津公園なる公園に入った。どうやら岬の先端は公園の一部らしい。この公園は道が整備され、周辺が林に囲まれていてとても走りやすい。道もずっとまっすぐなので気持ちがいい。林を抜けると巨大な何かが海にせり出しているのが目に入った。なんだあれ。すげーでけー。

  

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なんじゃこりゃ

 

 どうやら展望台になっているらしく、「明治100年記念展望塔」というらしい。岬に展望台というのは珍しくないが、こんなに巨大なものは初めて見た。かっちょいい。写真撮っててすげー楽しい。登れるっぽいので、せっかくなので登ってみた。遠くから見るとピラミッドのように見えたが、2m四方くらいのスペースが互い違いに階段でつながれていて上まで行けるらしい。

  

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ワクワクする

 

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逆光かっこよすぎる

 登ってる途中写真撮るのもめちゃ楽しい。

 

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上に向かっていく動線たまらん

  

頂上まで登ると前には東京湾が、後ろにはさっき走ってきた岬が見渡せた。自分が走った場所見えるのはエモい。この日は霞がかかっていて遠くまで見渡せなかったが、天気がいいと東京湾の向こうに富士山が見えるらしい。千葉からも見える富士山おそるべし。

  

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振り返ると走ってきた道が

 

ここまで何も面白いものがなかったが、富津でチャラになるくらい楽しかった。巨大構造物はいいぞ。

  

【内陸も何もない】

 富津までで既に120kmほど走っていた。ほぼ平坦だったのであまり疲れていない、というわけではなく、工業地帯を走るトラックの大群に精神的にも体力的にも擦り減らされていたのですでに割とへとへとだった。ゴールの金谷まではまだ割とある…。しかしただ海沿いを走っても退屈なのは明白なので、せっかくだし内陸も少し走ってみることにした。

 

だんだん日も傾いてきて薄暗くなってきた。千葉の内陸は林が生い茂っており鬱蒼としていた。道沿いに建物は何もなく、あったとしてもラブホテルの廃墟ばかりだった。まじでラブホまみれだった。

 

一応ダムなども寄ったがそんなに大きいものでもなく、あまり見どころもないまま金谷に到着した。

 

【みんな大好きフェリー】

 金谷からは久里浜へのフェリーが出ていたので、これを利用して帰ることで東京湾制覇ということにしよう。つか東京湾フェリーに乗ってみたかったからこのルート走ったといっても過言ではない。

 

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フェリー好き

 

 フェリー出発まで少し時間を潰して、フェリーに搭乗した。フェリーだと輪行しないでそのままチャリ載せられるからいいよね(新歓合宿は例外)。

 

 生憎曇っていて夕焼けは見えなかった…。わざわざ夕焼け見るために時間調整したのに…。夕焼けをいずれリベンジすることを誓い、久里浜に到着した。

 

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フェリーから出るときのワクワク感

 

 ということで晴れて東京湾制覇を達成した。ぶっちゃけ工業地帯がだるすぎたので、今度千葉行くときはハナからフェリーで行くことになると思う。もうあんな場所二度と走りたくねえ。

 

 次回は伊豆半島

【相模川水系】ダム好き

【久々ぼっちラン】

 年を越して2018年の2月、大学生がスキースノボに励む時期だが、あいにくそれらのウィンタースポーツは苦手なので、冬だろうと関わらず私はチャリに乗っておりました。

 

 夏合宿以降は、耐久ランに途中まで参加したり、乗鞍に行って留年生が崖から落ちかけたり、三田合宿で極寒の日光に行ったり、ゴリラ先輩と手賀沼に行ったり、某社長とみなとみらいに行ったりしていた。

 

  このブログではぼっちラン以外を書くつもりはないので具体的な内容は省略するが、どれも良いランだった(適当)。

 

 今回は約3ヶ月ぶりのぼっちなロングライトとなった相模湖ランと、1年ちょっと前に行っていたらしい宮ヶ瀬ランを併せて、かながわの水がめたる相模川水系を紹介する。

 

 

【道選びは大事】

 2/8に某社長と走ってから、2018年の稲葉の自転車シーズンが開幕した。が、まだ寒いので誘っても来てくれる人があまりいない。なので、ここは人と走るにはコンテンツ力が低いが、個人的に好きな宮ヶ瀬ダム方面に足を伸ばすことにした。

 

 1年の時に宮ヶ瀬に行ったときは甲州街道を走って行ったが、割と道がガタガタしているうえに高通量が多いのであまり走っていて楽しくない。今回は少し遠回りして、多摩川沿いを走って八王子付近まで行くことにした。

 

 多摩川沿い、良い。冬なのでもちろん寒いが、遮るものがないので冬の日差しが全身に降り注いで暖かい。漕いでると体も温まってくるので寒さもあまり気にならない。天気いいし川気持ちいいし、ルート選びは大切ですね。甲州街道走るよりはるかにQOL高い。

 

 途中聖蹟桜ヶ丘に寄って、ちょいえぐい坂を登って写真撮影。

 

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聖蹟の高台から

 

【ダム好き】

 宮ヶ瀬方面には何度か行っていて、この時どんな感じで回ったのか覚えていなかったが、写真を振り返るとどうやら相模湖の相模ダムだけ寄って帰ったっぽい。多分日没とか、高尾山口駅の温泉に入って輪行して帰ることとかを考えた結果だと思う。まあせっかくなので、行っていない宮ヶ瀬ダムも併せて紹介いたす。

 

 この時のルートはうろ覚えだが、聖蹟からさらに相模川を進んで、石田大橋で甲州街道と再びぶつかるので、甲州街道に乗って八王子まで進み、そこから南下して橋本に昼頃に到着。昔「吉凛」という、橋本にあるラーメン屋に家族で行って美味しかったことを思い出したので地図で探して「吉凛」で昼飯を済ませ、橋本からは西に進んで相模川沿いを走り津久井湖を通過して相模湖に到着したと思う。

  

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吉凛の肉ラーメン、肉

 

 このとき国道413号などを通って相模湖に向かったため、ダムは上流側から見ることになった。上流からなのであまり迫力はなかったが、ダムの上を走れたので満足です。

 

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相模ダム、この並んでる感じ好き

 

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相模湖周辺のルート、走りやすくて楽しかった

 

【ダム好きの原点:宮ヶ瀬ダム】

 自分は小学生の時、社会科見学的な行事で宮ヶ瀬ダムに初めて行ったが、その時ダムのスケールの大きさに圧倒されたことを覚えている。高校2年で自転車に本格的に乗りたいと思い初めてクロスバイクを買った時も、上り坂にひいひい言いながら宮ヶ瀬ダムに行った。当時は相模原に住んでいたので近くてちょうど良い距離だった。写真のデータを見たら、2014年の11月16日だったらしい。東京の祖母の家に引っ越してロードバイクを買ってからも宮ヶ瀬ダムまで走って行った。これが2016年の年末のことである。このときは近くの城山ダムも行ってみたが、ちょうど放水中だった。初めてダムの放水を見られて少し感動した。

  

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クロスで行った時の写真(この時はまだコンデジ)

 

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先代キャニオンでいったとき

 

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津久井ダムの放水、上から覗けるの面白い

 

 宮ヶ瀬ダムのいいところは、都心から近くてアクセスが良いくせに、でかくて迫力がある点だ(小学生並の感想)。とにかく巨大な構造物が好きな自分にはたまらない。秋頃になると綺麗な紅葉の中を走るのもとてもよい。近くにオギノパンというめちゃ美味いベーカリーがあるのもサイクリングにちょうど良い。

 

 みんなも宮ヶ瀬ダム行こう。

 

 

【ランの最後は温泉】

 時間は2018年2月に戻る。余裕があったら宮ヶ瀬の方にも行こうと思っていたが、昼飯を橋本で済ませたことからも分かる通り、あまり時間には余裕が無かったので今回は断念して、高尾山口を目指す。相模湖についた時点で既に暗くなり始めていた。

 

 地図上でみると近く見えるが、実際は相模湖と高尾山口の間には峠があり、今から峠を走る余裕はなかったので少し遠回りして山を避けていくことにした。しかし、ところどころバイパスがあったりして想像以上の遠回りを余儀なくされ、相模湖からさらに20km以上走らされ、辺りは完全に暗くなっていた。この時期は日が沈むと一気に冷え込んでくるが、山間部であったため日が沈むのも早く、凍えながらの到着であった。

 

高尾山口に温泉があって本当に良かった。ロングライトの後の温泉は格別であるのはもちろんのこと、この時は体が冷え切っていたためその気持ち良さも一入であった。高尾山の登山客を狙った温泉であったため観光地料金で少し高かったが、最高に気持ち良かったので無問題。

 

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高尾山口駅、駅舎いいよね

 

高尾山口からの帰宅は京王線一本で行けるのでとても楽だった。

 

 

次回は東京湾ラン